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見方がわかると、価値を生む/コラム
 
[第1回] 宝石のサイズと面について 2003/07/11by:副島(ソエジマ)
「重いダイヤモンドを見せて下さい」と言うお客様がいらっしゃるでしょうか。
宝石の販売で石目方にこだわり、まるで宝石を量り売りする様な接客を頻繁に耳にします。素材の良いダイヤモンドを例に取れば、より大きなサイズ(直径)の方が目に伝わる輝きが強く、美しさを楽しむ事ができます。

ダイヤモンドに58より多い面(ファセット)を付けて、面の数が多い事があたかも美しく価値のあるように販売しているのを目にします。しかし、ダイヤモンドの美しさはサイズに対して面の大きさが十分でないと発揮されません。

例えば直径1.5ミリ(0.014カラット)以下の58面体では、一つの面が小さ過ぎて輝きが鈍く感じられます。このサイズには一つの面が大きい18面体のシングルカットの方が美しい輝きを楽しめます。58面体が一番美しく輝くのは2カラットサイズ(8ミリ)です。

サイズを考えず、「重量がある、面の数が多い」事を強調してお客様にすすめるのは、プロとしての本当のサービスではありません。それは「お客様に、美しさを伝え、心地良さを感じて頂く」と言う本質から逸脱しています。宝石は目で見た美しさを楽しむ事が一番大切で、そのためには重さよりサイズ、そしてサイズに対して最適な面の大きさが重要なのです。
 
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