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見方がわかると、価値を生む/コラム
 
[第21回] マーキスカットダイヤモンドジュエリーの美しさ 2006/10/27 by: 横川 道男

ダイヤモンドの美しい輝きは多くの女性の憧れで、いつの時代も人々を魅了してきました。そんなダイヤモンドの美しさが貴婦人たちにもてはやされていた18世紀の中頃、マーキスカットダイヤモンドが現れました。マーキスの呼名は当時パリの社交界で名をはせたポンパドール夫人にルイ15世より授与されたマーキス(公爵)の称号に因んでいます。リーフを思わせる自然で優しい輪郭、穏やかな輝きは公爵に名を持つに相応しい品格を感じさせます。

マーキスカットの美しさのポイントは縦横比が2対1で、輪郭がスムーズな曲線を描いていることです。ただし短辺のサイズが2mm未満になると輝きが弱くなります。サイズのもう一つの特徴は、同じカラットのラウンドと比べると30%ほど大きく見えます。またマーキスに適した形の原石は、産出量が限られていて、特に輪郭の美しいバランスの良いマーキスは大変希少です。

マーキスカットのジュエリーは連鎖させた時の生きいきとしたラインの美しさが魅力です。ラウンドでは表せない方向性やそこはかとない繊細さ、配置の楽しさなどが表現できます。1列に配したピアス、植物をモチーフにしたブローチ、優雅なラインネックレスなどラウンドにはない気品ある個性と輝きで、ジュエリーの世界を広げてくれます。

 
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