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見方がわかると、価値を生む/コラム
 
[第22回] 宝石の美しさをひきだすために 2006/11/24 by: 伊藤恵美

優れた宝石の装身具は、身に着けて楽しみ、心地よさを感じ、受け継いでゆく楽しみをもてるものです。映画でもディレクターによってその完成度が左右されるように、美しい宝石が装身具として仕立てられる時、優れたディレクションが必要です。いくら品質のよい美しい宝石でも、ただ枠に留められただけではその美しさは発揮できません。宝石の装身具としての一番大切な要素である「宝石の美しさを最大限にひきだす」ためにディレクターは何をするべきなのでしょうか?

はじめに使用する宝石の種類や数、形を考慮した上で、主役である宝石を引き立たせるためにどのようなフォルムにするのか、地金の使い方や、石留めの方法など構想を練ります。また、裏取りを丁寧に取ることや、細部まで仕上げができるつくりにするなど、できあがりの状態を想定し、構想を練ることが大切です。製作過程においては、その構想を最大限にいかしていくために、職人の得て不得手を把握し、ディレクションを行うことが大切です。

美しい宝石はディレクターによりきちんとした構想が練られ、適切なディレクションがなされて初めて、価値ある宝石の装身具となるのです。

 
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