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クラシックダイヤモンドリング
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マーキスカットダイヤモンドジュエリー
ブライダル

宝石辞典
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宝石は「楽しみ半分、資産半分」という言葉があります。宝石を買う時は、その美しさに魅せられて買い求めるのでしょう。単に資産面だけを考えて宝石に投資しようとする人は少ないですし、万一そうであるならば宝石を買うことは勧められません。自然からの美しい贈り物は身につけられ喜ばれて、初めて価値があるからです。日本は1990年には、世界の約1/3の宝石を買っていましたが、1960年以代のアメリカは約2/3あるいはそれ以上を買っていたと推定できます。古来、個人にも国にも宝石は経済的に豊かな時に集まってくるので、そのチャンスに品質の見極めをしてより良いものを手に入れておくとよいでしょう。

一度は楽しみ代として払われた宝石の価格も、品質の良いものは長期的に値上がりします。しかし宝石を買ってすぐ売ろう、あわよくば利益を得ようという人がいたら、それは見当違いです。プロがやっても難しいのにもうかるはずがありません。また、売った値段で買い取り保証をしている店もまゆつば物で、一時的に信用させる販売促進策の一つでしかないのです。危機が発生したり、インフレが来たら買う業者はたくさんいるでしょう。たまたま過去十数年は日本経済が優秀で、ドル圏よりもインフレが小さかったから売りにくかったのです。それは、国際相場より安ければ必ず扱う人が出てくるのが市場経済だからです。

それならば何を買ったらいいのか、私の家内にアドバイスするつもりでまとめてみましょう。ジュエリーは多種多様に存在しますが、ベーシックなものは基本的に5種類です。次ページのようなリング、ブローチ・ピン、イヤリング・ピアス、ペンダント・ネックレス、その他にブレスレットです。リングは主石タイプとバンドタイプが主流です。主石リングは、中でも最も宝石らしいもので品質の吟味が重要なポイントとなってきます。ブローチ、イヤリング、ネックレスにセットされている宝石の品質は、他人に遠くから見られるだけで自分が身につけている時は目に入らないのに対し、リングは常に自分自身に視野にあります。それゆえにリングの主石には、主石の美しさを生かした気品のある指輪という原点を大切にした、納得のいく品質を持ち込みたいものです。ダイヤモンドのソリテール(立爪)は、美しく輝くダイヤモンドが女性の指にそっと載っているような感覚がポイントで、シンプルなものは飽きがこないという主石リングの典型ともいえます。長く付き合う宝石はシンプルなデザインがいいのです。

バンドタイプリングは日常使用するリングとしてふさわしいでしょう。バンドというのはベルトのことで、指の周囲をベルトのように取り巻いているものを指し、宝石の入っている部分は全周の1/3~1/2のものが使いやすいとされています。もちろん全周に宝石の入るものもあります。次ページのバンドタイプリングには小粒のルビーが留められていますが、このルビーの色みはジェムクオリティでそろっています。数個の小粒のダイヤモンド、カラーストーンがなにげなく留められていますが、ダイヤモンドの輝きを合わせ、カラーストーンの色みをそろえることは意外に難しいことなのです。バンドタイプリングは主石リングと指輪の型を二分するもので、使われる時点では主石リングと組み合わせられますが、主石はフォーマル、バンドは日常という使い勝手の違いも見られます。

ブローチは洋服の上につけるもので、直接肌につけるリング、イヤリング、ペンダント、ブレスレットとは異なります。それだけに、衣服の素材や色とのマッチングが重要になります。サイズ直しを必要としないのでピンブローチ、ペンダントヘッドなどはギフトに最適ですが、親しい間柄ではやはり指輪がギフトの中心になっているのも事実です。ジュエリー業界の出荷高も、常に半分が指輪であることがこれを裏づけています。イヤリング、ピアスの需要は大きいのですが、落としやすいのがマイナスになって、単価はリングの1/2が目安となっています。

個々の宝石についてどのようなものを求めたらよいかは第1章で記しましたが、ここで宝石の品質とジュエリータイプについて触れておきましょう。まずアクセサリークオリティはすぐに飽きてしまうので、若年層の入門のためのジュエリーを除いて視野に入れないほうがよいでしょう。長期間に繰り返し繰り返し使えるものがジュエリーだからです。リングはジェムクオリティかジュエリークオリティをケースバイケースで選びます。特に主石リングのアメシストやロードライトなど、比較的安値なものはジェムクオリティをお勧めします。繰り返し見ているとその良さがわかってくるので、願わくばジェムクオリティの味を知って、宝石の魅力の虜になってほしいものです。エメラルド、ルビーなどのプレシャスストーンはジュエリークオリティで大きさを確保することも必要ですが、よく研究し、しっかりした販売員のアドバイスをもらって美しいものを選びましょう。リング以外のものは、ジュエリークオリティを目安に選ぶのが賢明かもしれません。しjかし、ジェムクオリティの中でも、メーカーが肉眼で見えない内包物のある美しく輝くダイヤモンドを使って価格を引き下げているものもあり、そういった中からデザインの気に入ったものを選ぶのも賢い買い方です。大切なのは、信用できる店で心づもりのいくつかを比較して、美しいかどうかを尺度にして決断することです。
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