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宝石辞典
サンダワナ産エメラルド (無処理)

ジンバブエのサンダワナ鉱山は、1956年に発見されました。1954年、2人の南アフリカ人がベリル、リチウムの試掘を始め、2年後良質なエメラルドを産出するサンダワナ鉱山を探し当てたのです。当初はイギリスのリオ・ティントグループによって採掘が行われてきました。

サンダワナエメラルドは約7億年前に生成され、鉱山は地下150メートルにも達します。当時のエメラルド鉱山としては、安全性が配慮されている稀な存在だったといわれます。ジンバブエでは27カ所からエメラルドが発見されていますが、サンダワナ鉱山とチクンボ鉱山を除いて目立った産出はないようで、1年間掘りつづけて、1個も出なかったという話も聞かれます。ジンバブエのエメラルド原石の産出高は、コロンビアやザンビア、ブラジルに比べて限られているため、高品質のサンダワナエメラルドを手に入れるのは非常に難しく、同じ大きさのダイヤモンドの3倍以上の値がつくものなのです。

エメラルドの原石はパラレルマーケットで取引されることが多く、産出地から研磨地に密輸入するために死体に隠して原石を運び出したという話もあるほどです。政府が産出量をコントロールしにくくなっているのは、エメラルドにかぎらず各宝石に共通した事実なのです。そのためにエメラルドの原石産出高の統計は存在しませんが、推測では全産地に合わせて年間2億ドル(約200億円)程度と思われます。年ごとの産出量と価格の変動はあるにしても、コロンビアが半分以上を占めており、ザンビア、ブラジルを合わせると90%近くになるでしょう。

カットされたサンダワナ産エメラルドの平均重量は0.08カラットとごく小粒ですが、黄色みのグリーンで独特の美しい色をしています。他の産地のものを小粒に研磨すると色が淡くなってしまいますが、サンダワナ産だけは黄色みを帯びたグリーンを小さな粒の中に美しく保つことができるのです。一方、大粒のサンダワナ産は透明度が低く、あまり美しくありません。

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