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クラシックダイヤモンドリング
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宝石辞典
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ルビーの中には、光を当てると六条の星 (スター) が現れるものがあります。これがスター・ルビーで、この効果を、アステリズムと呼びます。スターはカボションカットされたルビーの表面に出て、石を傾けると移動していきます。スターは石の中や上に固定されているのではなく、動かすと太くなったり二重になったり、さまざまな表情に変化します。

スター・ルビーの内部には、シルク・インクルージョンが多く含まれています。シルクといわれるルチル (酸化チタンの一種) の針状の結晶がスターの原因で、60度に交わっているルチルに光が当たると、カボションの上にスターが現れます。また、シルク・インクルージョンがこの宝石を半透明にしています。右の写真のスター・ルビーは赤みが強く、スターの出を損なわない程度に透明度が高いという、ぎりぎりのバランスの、奇跡のようなジェムクオリティです。

コランダム (ルビー、サファイヤの鉱物名) のうち赤く透明度の高いものは、ファセットカットのルビーに磨かれます。

また、ファセットカットにするとキズが目立つと予見されるものは、色を生かすカボションカットに仕上げられます、そして半透明でシルク・インクルージョンの存在するものが発見されると、スター・ルビーに仕上げられるのです。特に赤のはっきりしたものは貴重で、稀少性の高い宝石です。

スリランカでは古くからの方法で加熱し (1000℃前後)、ルビー特有の青みを取り除く処理がされています。赤の色が濃くなるということはありませんが、紫がかったスター・ルビーも加熱することで、もっと純粋な赤に近くなるケースも多いようです。しかし1300℃を超えると、スターの原因であるシルク・インクルージョンが変化し、スターが出なくなります。また液体インクルージョンがあると、それが加熱の際に破裂して原石に亀裂が入り、宝石としての価値を失います。加熱の是非の決断は、極めて高度な知識と経験を要します。

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