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クラシックダイヤモンドリング
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宝石辞典
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昔からサファイヤで一番好まれてきた色はカシミール産のコーンフラワーブルーといわれる豊かで優しいブルーです。今ではカシミールからはほとんど採れませんが、それに近いものがスリランカから産出されます。

スリランカで採れ、そこで研磨されているサファイヤの一部に、加熱処理されないものがあります。右の写真は、無処理のスリランカ産です。透明度があって若干ヴェルヴェティ(ビロードのような)で、独特の味わいがあります。明度(tone)は5で、弱い光の下でも存在感があります。これより濃い、明度6と7のものは、強い光の下ではたぐい稀な美しさを発揮しますが、弱い光の下では美しく見えません。下のリングも無処理のもので、明度は4と淡めですが、遠くからでも美しく輝いて見えます。なお、ミャンマー産、カシミール産にも、同じく加熱処理されないものが存在します。

自然のままで美しい色の結晶は、研磨以外の加工をする必要がありません。しかしサファイヤ全体で見ると、その結晶は不透明なものや、濃すぎたり淡すぎたりするものが多いのです。

それらは数百度~千数百度の熱を加えて、透明度や色の濃淡を調整されます。

1977年頃、それまで捨てられていたギウダという無色に近いスリランカ産サファイヤの原石が、加熱処理によって美しいブルーになることが判明しました。この原石はタイ国に大量に持ち込まれ、加熱処理と研磨が行われて世界の市場に出まわり、現在、市場の主流を占めるにいたりました。そしてその美しさについても一定の評価を得るにいたりましたが、加熱処理の告知は一般にいきわたっていません。

「自然のままで美しい色」と「加熱処理によって生まれた美しい色」とは、その味わいは微妙に違います。好みは個人の判断ですが、「自然のまま」か「加熱処理」 かを知ったうえで判断したいものです。

1990年代に入って、タンザニア産とマダガスカル産のサファイヤが市場に出始め、その中にはスリランカ産と同じような良質なものも見られます。なお大粒のサファイヤはスリランカ産が大半を占めています。

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