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クラシックダイヤモンドリング
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宝石辞典
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1968年、ケニアのツァボ国立公園から発見されたグリーンのガーネットに、ティファニー社がツァボライトと命名し、プロモーションをしたのがこの宝石の始まりです。ガーネットは、ロードライトやアルマンダイトのように、赤系のものの産出が一般的なため、赤い宝石という印象が強いのですが、このように美しいグリーンの種類も存在します。ツァボライトがグリーンなのは、エメラルドと同様、バナジウムとクロムという元素が含まれているためです。

ツァボライトは、屈折率がサファイヤに近い1.74でよく輝き、硬度もクオーツと同等の7で、宝石としての資質に優れています。右の写真のツァボライトは、グリーン、イエロー、黒みのモザイクのバランスが美しいものです。宝石は色が濃くなると透明度を失い、黒みを増しますが、この明度7のツァボライトは、大きいので色が濃くても透明度が高く、輝きの強いものです。一方、ツァボライトは明度3でも、結晶の持つ力がうまく発揮され、鮮やかに輝くものがあります。

ツァボライトはインクルージョンの少ないものが比較的多く、エメラルドのようにオイルや樹脂を含浸させる処理は行われません。地下から掘り出された結晶は、研磨に値する部分だけが残されます。次にオーバル(小判型)やオクタゴン(八角形)等の輪郭がつくられ、その後、上面のクラウン部分、ガードル部分、下面のパビリオン部分の順に面がつけられて、美しいツァボライトに仕上がります。

ツァボライトはこの世にデビューしてまだ30年の宝石で、産出量も限られていたため知名度は低いのですが、この美しさと宝石としての資質を考え合わせると、今後の需要の増加が予想されます。ツァボライトのように、優れた資質を持った宝石は、なかなか出現しないものです。赤系統のガーネットにはロードライト、アルマンダイト、パイロープがあるように、グリーンにも別のものがあります。下の写真はもう一つのグリーンのガーネット、ディマントイドのブローチです。

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