SUWA
Products Where to buy Warranty Dictionary home

ガードルの厚さ

オークションに出品される、長年身に着けられてきたダイヤモンドリングを見ると、ほとんど全てそのガードルが欠けてしまっています。業者はそれを再研磨して市場に還流させているのです。3カラットを超えるダイヤモンドの多くは、これら還流品が再研磨されて市場に再登場していると考えられます。ダイヤモンドは硬い宝石ですが、ガードルが薄いと脆いので、特にガードルの厚みに留意しなくてはなりません。

ガードルは繰り返しいろいろな条件下で使用するというジュエリー本来の性質を考えると、右の写真の上のMedium to Slightly Thickの厚味が好ましいのです。これで絶対安全ということはありませんが、少なくとも同じ条件下での傷みは何分の一がに軽減されます。原石からの目減りを極端に抑えたVery Thickなガードルのダイヤモンドをお薦めするわけではありませんが、「最適な所はどこか」という判断力を持ち、それをお客様に説明できる力がジュエラーに問われていると思います。

右の写真の下のダイヤモンドのように、ガードルの薄いものはナイフエッジと呼ばれ、加工の際、プロング(爪)で押さえる時に既に割れてしまったり、硬いものにぶつけただけで欠けてしまいます。ガードルの薄いものは研磨上りの時に鑑賞用に眺めるには美しくて結構なものですが、いざジュエリーに仕立てたり、ジュエリーとして使われる段になるとその欠点が現れる厄介なものです。身に着けてその美しさを楽しんでいるうちにダイヤモンドが傷んでゆくというのは気持ちの良いものではありません。

宝石辞典もくじ
戻る
次ページ