このネックレスは正装用で、きちんとイブニングドレスを着用し、下の写真のようなイヤリングを着けて、リングとブレスレットもふさわしいものをそろえて晩餐会に臨むときのジュエリーです。宝石を生かしたジュエリーの上限は際限のないものです。もし、このネックレスの中央にジェムクオリティの10カラットサイズのモゴック産ルビーをセットして、サイドに大粒のダイヤモンドを配したら、数億円になります。インポータントジュエリーの世界では、宝石の大きさと品質が価値の大部分を占めるのです。一般的にはあまり縁がないかもしれませんが、映画の撮影などで、女優さんがこれを身に着けて大切なシーンを演じるということがままあるそうです。このネックレスは単品で装うということは不釣り合いなものです。
このネックレスのダイヤモンドは、肉眼で見ると輝きが揃っており、10倍のルーペで見て欠点はありません。美しく欠点のない品質を、自社の基準で形と輝きを揃えて選んでジュエリーにしていることがうかがわれます。
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もし、色とキズのグレードだけに頼ってD,Eカラー、VVSを揃えただけでダイヤモンドを並べたと仮定すると、輝きがバラバラなネックレスになってしまったことでしょう。グレードは「Gカラー、VS2以上でブラックインクルージョンのような欠点のないもの」という下限の目安として設定するのには便利ですが、石合わせの時に、色やキズに固執するのは的外れであることを知っておいていただきたいと思います。還流の時を考えてみると、特別に大きなメインストーンは別にして、必要なのは個々の詳細なグレードではなく、素材としての宝石のバランスの良さなのです。
下のイヤリングは、ネックレスと良くマッチするもので、パリのヴァンドーム広場周辺の工房で作られる伝統的なイヤリングの一つです。優雅に揺れるタイプで、正装をした時、身に着ける人も周囲の人々にも落ち着いた雰囲気を伝えるものです。
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