SUWA
Products Where to buy Warranty Dictionary home

宝石の石目方は
打刻しないのが本当

ジュエリーには品質保証の証である責任マーク打刻が必要ですが、価値の高い主石の宝石を別にして、石目方打刻は不要です。宝石の品質は美しさ・欠点と大きさで判定するもので、石目方を強調するのは間違いです。目方(カラット)は大きさの目安として使われますが、厚く研磨されているものは目方ばかりついて、美しさに欠けるものが多いのです。製造過程で石目方を管理することは、品質管理の見地からは大切ですが、バックアップ体制の中でのスペックや記録として保存しておくことで十分です。

石目方は客観的に把握できるので、必要以上に小数点3桁まで打刻されていることがあります。本来、小数点3桁目は有効数字ではないので、打刻することは理に適いません。価値の差は、同じ大きさでも美しさの違いで10倍になったり1/10になってしまうわけで、石目方が0.01カラット違っていても、その品質と価値には関係ないのです。カラットは本来、各々の宝石の1カラットサイズ、あるいは3カラットサイズというように、サイズを表す目安なのです。

レベルの低いジュエリーの販売競争では、「何カラット入ってこのように安いのです」というプロモーションがされています。これは「こんなに大きくて低品質の駄物」と理解した方がよいのです。ジュエリーに石目方(カラット)を打刻しないのは、消費者をだますためではないのです。特別な宝石の同一性の確認という役割を別にして、石目方にこだわると本質を見失うことになります。

宝石辞典もくじ
戻る
次ページ