宝石の厚みは薄手の方が良い
宝石はそれ自体の評価と、ジュエリーの素材としての評価には差があります。第一は、ルースの状態で理想的な濃さのものがセットされるとさらに濃く見えて、美しさが隠されてしまうことがあります。産地でルースを買って、後でジュエリーに仕立てる時には注意してほしいことです。第二は、美しいものであれば厚みは薄手の方がいいことです。カラーストーンでは屈折率から計算した理想的なトータルデプスは60〜70%ですが、美しいものであれば50〜60%のものの方がジュエリーの構造に広がりを持たせ、スタイルの良いものに仕上げられます。ラ−ジサイズのファンシーシェイプダイヤモンドにトータルデプス50〜60%のものが見られますが、性の良い非常に美しいものに出会うことがあります。
右のサファイヤは上に薄手、中は中位、下は厚手です。フェイスアップで見た美しさが変わらなければ、上のものがジュエリーの素材としては一番良いと私は思います。カラットは少ないので、本来1カラット当たり単価は高いはずです。しかし「薄手の方がいい」という先入観にこだわりすぎると美しさが忘れられたり、極端に薄くなるとガードルが鋭角になって欠けやすくなるという別も問題が発生します。
一方、厚手のもので特に問題なのはバルジ(bulge)で、パビリオンに余計な目方がついていて、さらにそれが上から見て美しさを損ないます。しかし、そこが原石の表面で色が溜っているところなので残しておかなくてはならないこともあるのです。宝石は自然の創ったものでその不完全性を避けることは出来ません。それを踏まえた上で総合的に判断して、心地良いジュエリーを作るのが本当のプロの役割なのです。 |
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Sapphire
Size(mm): L6.3 x W5.3 x D2.78
Total Depth %: 52.5%
Weight: 0.38 ct |
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| 可 |
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Sapphire
Size(mm): L6.2 x W5.8 x D3.81
Total Depth %: 65.7%
Weight: 1.34 ct |
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| 可 |
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Sapphire
Size(mm): L6.3 x W5.3 x D4.55
Total Depth %: 85.9%
Weight: 1.23 ct |
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