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留め方3
この3本のリングは配列と留め方が違うものです。Aは前項のパヴェセッティング、Bは繰り返しのバーセッティングを3列に並べたもの、Cはバーセッティングとプロングセッティングの組み合わせです。この様に宝石を生かしたジュエリーは、同じスペースで宝石の形、サイズに合わせた多様な石留めが可能です。また、Cのイエローダイヤモンドの代わりにサファイヤを入れたり、貴金属をイエローゴールドにして、ルビーまたはエメラルドに代えるなどいろいろな組み合わせも考えられます。しかしプラチナ950はゴールド750に比べ約1.5倍重く、しかも軟らかいこと、カラーストーンはダイヤモンドに比べ厚い石が多く、セットが難しいなど念頭において構想しなければなりません。留め方、宝石、貴金属の組み合わせを工夫して個性豊かな美しいジュエリーを創造する余地はおおいにあります。
石留めの善し悪しは、第一に爪の大きさ、形、縁の幅と高さなど受け座の構造の的確さ、第二に宝石の面のとり方、厚さなど石自体の資質、そして第三に文字通り職人の技量で決まります。石自体の資質のことですが、美しいパヴェのドームリングを同じ数のダイヤモンドを使って大型にしたり小型にしたりすると美しさが発揮できない場合があります。中心のダイヤモンドの輝きが突出したり、小さいダイヤモンドの輝きが弱かったり、バランスが崩れてしまうからです。完成度の高い宝石のジュエリーは文字通り試行錯誤の繰り返しから生まれるのですが、深く考えていくと、成功と失敗には相応の理由を見つけることができます。 |
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