エメラルドカットダイヤモンドのサイドの腕に、テーパーバゲットのダイヤモンドを配したリングです。上からは地金が見えない構造で、主石のダイヤモンドが透明でシャープに輝き、引き締まった印象を受けます。
主石のエメラルドカットの脇石として、ブリリアントカットのペアーシェイプやマーキスを使うのは不釣り合いです。ブリリアントカットは、エメラルドカットの透き通るような輝きを散逸させてしまうからです。一方、主石がペアーシェイプやマーキスの場合は、テーパーバゲットを両脇に使うと主石を引き立たせることができます。宝石を生かしたジュエリーには、カットの輝きの特徴をふまえての使い方の基本があるのです。
ファンシーシェイプは、ダイヤモンドとしてのデザイン性の高さと遊び心があり、型にはまっていないのが魅力です。下の写真を見ると、ペアーシェイプとマーキスは同じカラットのラウンドに比べて大きく見えることがわかります。ペアーシェイプのリングは下に向かってはめると、Vの効果が働いて指がきれいに見えます。輪郭は上の方にも丸のダイヤモンドがすっぽり入るようなものが理想です。また、ペアーシェイプをペンダントに使うときは、とがった方を上にセットすることが多く、ティアードロップ(涙形)とも呼ばれます。 |
マーキスは形がシャープですっきりしています。サイズが特に大きく見えて、クラシカルな印象があります。
ハートシェイプのリングはソリテールにされています。横に広がっていることに加えて、1つだけで使ったほうが特有の形がわかりやすいことから、両側に何も添えないのが美しいと判断されたのです。ハートシェイプには、いくつになっても好きで好きでたまらないという熱烈なファンがいます。 |