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脇石の選択

ペアーシェイプの脇石にはマーキス、ハートには脇石は使わず、マーキスにはペアーシェイプという組み合わせのスタイルは、試行錯誤を繰り返して得られた結果だろうと想像します。特にペアーシェイプとマーキスとの組み合わせは、それぞれを主石、脇石どちらにした場合でも、ともにブリリアントカットなので違和感がなく成功しています。

このスタイルはソリテールに近い考え方です。このリングの両側のダイヤモンドは脇石に見えますが、シャンク(腕)の一部のようなものです。どちらかというとおとなしく、静かで落ち着きを感じるものです。一方、スリーストーン(three-stone)リングは、3石の連鎖の美しさを一つのジュエリーにまとめたダイナミックなリングです。同じ3石を使っていても、ジュエリーとしての構想は異なるのです。どちらが良い悪いということではなく、ソリテール、脇石、スリーストーンという三つのスタイルの差が理解できると、自分のライフスタイルに合ったジュエリーを選ぶことが容易になってくるはずです。

現在はほとんど見かけませんが、かつて0.3カラット(4.4mm)のラウンドダイヤモンドの両側に、0.05カラット(2.5mm)のラウンドブリリアントを添えたリングが見られました。これはソリテールでもなく、シャンクの地金をダイヤモンドで演出するものでもなく、スリーストーンリングでもありません。いくら良い素材を使っても、輝きの具合がかけ離れていては、連鎖の美しさは見られません。宝石を並べただけの、構成の不充分な単なる駄物と言うしかありません。
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