責任マークと
個別の製品番号
ヴァン・クリーフ&アーペル(VCA)をはじめヨーロッパのジュエラーの特徴は、すべてのジュエリーに責任マークを打刻していることです。また、ヴァン・クリーフでは全てのジュエリーに個別製品番号を彫っています。ジュエリーの品質責任を示すために、責任マークとともに個別番号をつけ、メンテナンスに対応できるようにしているのです。
数年前、ある日本人旅行者が、パリでヴァン・クリーフのリングをなくしたことがありました。八方手を尽くして探しても見つからず、とても落胆しましたが、災難とあきらめていたそうです。ところが親切なフランス人がこれを路上で拾い、その刻印からヴァン・クリーフのパリ本店に戻りました。パリ本店は個別番号から日本で売られたことを割り出し、最終的に無事持ち主のもとに届けられました。このリングの持ち主は運が良かったのかもしれませんが、もしVCAの刻印と個別番号がなかったらこの幸運はありえなかったでしょう。
ジュエリーは、それ自体一つ一つがアイデンティティを持ったものです。それだけでも十分に愛着が湧くものですが、責任マークと個別番号が打刻されていることで、その愛着はいっそう深まるはずです。そして、数千キロ離れた所から持ち主の元に戻ることがあるというのは、ジュエリーに尊さと力が秘められているからではないでしょうか。
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