国立科学博物館にて好評を博した特別展が、7月より、名古屋市科学館でも開催されます。特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」は、各地の博物館や、比類なきジュエリーブランドの作品から、多種多様な宝石とそれらを使用した豪華絢爛なジュエリーを一堂に集め、科学的、文化的な切り口からご紹介します。当社会長の諏訪恭一は、監修者の一人として参加しています。
2017年、国立科学博物館地学研究部の宮脇律郎先生よりご相談を受け、特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」の監修を務めさせていただくことになりました。途中、新型コロナウイルスに見舞われ、会期延期を含め当初の展示予定を大きく変更せざるを得ませんでしたが、内容を吟味する時間ができ、より宝石の本質に迫る企画が完成しました。私自身も、幅広い知識をお持ちの先生方と議論を尽くし、一層宝石への理解を深めることができました。
宝石は一つとして同じものはなく、宝石種、個体により様々な個性があります。宝石の価値は、その品質がどれだけ多くの人に望まれるかで決まります。宝石を鉱物、歴史から見た本展は、かつてない多彩な考察に溢れており、宝石の価値とは何かを感じていただけると思います。
SUWAのジュエリーは、美しく価値のある宝石がなくては創り出すことができません。本物の宝石、本物のジュエリーをご自分の目で確かめ、あらためて地球のキセキに感動を覚えていただければ幸甚です。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
(※1)ヴィクトリアン デマントイドガーネット サラマンダーブローチ / 個人蔵、協力:アルビオン アートジュエリー・インスティテュート
(※2)ひまわりブローチ / ギメル所蔵
(※3)はちピンズ / ギメル所蔵
(※4)ブシュロン作 アール・ヌーヴォー ダイヤモンドに彫刻を施した“バタフライ” ブローチ / 個人蔵、協力:アルビオン アートジュエリー・インスティテュート