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クラシックダイヤモンドリング
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宝石辞典
ロードライト (無処理)

ロードライト・ガーネットは、1882年にアメリカのノースカロライナ州で発見されました。さまざまな色を持つガーネットの中で他のどの赤系統とも違うこの品種は、二つのギリシャ語”ロード”(薔薇)と”ライト”(石)からその名がつけられました。アメリカの鉱床は1901年に掘り尽くされてしまいましたが、1964年頃タンザニアのケニア国境のウンバ・バリィでも発見されました。近年ではインドでの産出も増え、近い将来には主要な宝石の一つとなる可能性を持っています。

ガーネットはラテン語の”ざくろ”を意味するグラナトゥムに由来し、日本でも柘榴石と呼ばれています。ガーネットを身につけると永遠の友情と信頼をもたらすといわれ、また己の身を守ってくれると伝えられています。赤のガーネットは数千年の歴史を持ち、エジプトではすでに紀元前3100年にガーネットのビーズと象眼のジュエリーが広まっていました。19世紀には、ヨーロッパのボヘミア地方のパイロープ・ガーネットは燃えるような赤色で、小粒のものしか産出しないためデザインも独特です。ヨーロッパの産業革命で生まれたブルジョワが、ボヘミアの温泉を旅していてこのパイロープ・ガーネットを買い、ヨーロッパ中に広めました。マックス・バウワーはその著書で、19世紀の終わりの宝石店のショーウインドウの商品の半分以上は、各種のガーネットで占められていたと記しています。

ロードライトの美しいパープルみの赤は、今までの赤系統のアルマンダイトやパイロープとは異なる色みです。また透明度が高く、中くらいの明度のものが産出されます。次ページの写真のロードライト・ガーネットはジェムクオリティで、パープルみの赤で透明度が高く、形(なり)の美しいものです。研磨業者は素材の良さが鮮やかさを決めるといいます。素材の質の不足をカットの良さで補ったものは気品に欠け、結局美しい宝石にはなりません。素材に応じたカットこそが自然の美しさを生み出すといえるでしょう。

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