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クラシックダイヤモンドリング
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宝石辞典
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アメシスト(アメジスト)は古代ギリシャでは”酒に酔わない”お守りとされていました。濃淡には幅があり、紫の中でもこくのあるパープルから淡いラベンダー色まで広く産出されます。和名の”紫水晶”からもわかるように、アメシストは紫色の水晶で、水晶の中では一番高価な宝石といえます。最も古くから人類がかかわってきた宝石でもあり、ヨーロッパでは2万5000年前の遺跡からアメシストの装身具が発見されています。

エジプトでは、紀元前3100年ごろにビーズ、魔除け、印鑑などにアメシストが用いられていました。古代ギリシャ・ローマ時代にも貴重な宝石として重んじられ、忠誠には王冠や大司祭の指輪に飾られました。イギリスのジョージ3世婦人、シャルロッテ王妃(1744〜1818)が非常に高価なアメシストのネックレスを購入したという記録も残されています。その後、ロシアのウラル地方の新鉱山の発見やブラジルの増産によって値段が低下し、高品質でありながら入手しやすいという宝石の一つとして現在に至っています。アメシストの場合は、高品質のものが比較的多く産出されるため、価格がこなれているのです。

次ページのアメシストは、濃い紫にもかかわらず透明度が高く、非常に美しい逸品です。高度な研磨技術によって作り出された内部の屈折と外部の反射がその美しさを高め、紫の濃淡のモザイク模様がバランスよく目に届きます。それぞれのモザイクは濃淡ばかりでなく、青紫から赤紫の色みの幅を出しており、ちょうどバイオレットサファイヤとピンクブルーのモザイクが、アメシストの中に刻み込まれているようにも見えます。宝石の色の美しさの真髄は、このような立体的で幅の広いバランスのとれたモザイクも酔うにあるといえるでしょう。アメシストは次ページの写真のようなファセットカットのほか、カボションカット。ビーズ、彫刻、タンブリングなどさまざまに加工されています。
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