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クラシックダイヤモンドリング
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宝石辞典
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バイカラー・トルマリンは、一つの結晶にピンクとグリーン、ピンクとブルーなどの2色が見られる不思議な宝石です。20世紀初頭の書物に、バイカラー・トルマリンの記述はありますが、一般のジュエリーに使用されるようになったのは1970年代からです。現在はジュエリーデザイナーが手がける宝石の一つで、その魅力が存分に引き出された作品に出会えることがあります。

バイカラー・トルマリンの美しさは、ピンクと淡めのグリーンやブルーの、バランスのとれたコントラストによって決まります。ルビーとエメラルドをつなげたような色よりも、右の写真のような、パステルカラーのピンクとグリーンのパターンが好まれています。

トルマリンは色相の幅が大きく、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と虹の7色すべてが産出されますが、多くは黒みの強いものです。2色に分かれるバイカラーや、スイカの輪切りのように環状に3色に分かれるウォーターメロンの原石は限られており、ブラジル、モザンビーク、ナイジェリア、シベリア、米国のカリフォルニアなどから、少量ずつ産出されます。

現時点では、ブラジルからの産出が多いようです。

トルマリンに2色や3色の色が見えるのは、自然界で結晶が成長する際に、周囲の状況の変化で化学組成の変化が起こるからです。つまり、トルマリンが生成される時に鉄、マンガン、チタニウム、クロム、バナジウム、銅などの様々な色を発生させる元素が、時間差によって取り込まれるため、まったく別の色が層になって現れるのです。

バイカラー・トルマリンは、通常研磨以外には人間が手を加えていない天然のまま(無処理)の宝石です。比較的キズが多いため、加熱すると亀裂が入ったり、欠けてしまうのです。二つの色の見事な調和という、地球が偶然に作り上げた自然の美しさを、そして同じものはまったくないという事実をかみしめて、大切にしたい宝石です。

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